いよいよ、本番。
3ヶ月分の成果を見て頂く日がやって参りました。
空は快晴
気持ちは屋外
ひんやりとして澄んだ空気と
青い空の元で歌っているかの如く
遠くへ遠くへ伝わる様に...。
発声練習を終え
直前リハーサルを済ませ
(リハの男性合唱が本当に素晴らしかったです)
昼食タイムを過ごし、
気持ちを落ち着かせる為に一服...。
マンガじゃないけれど
煙草を持つ手が震えている自分が居ました。
.....ヤバい、かなり緊張してる。
ぽつりぽつりと入る
お友達からのメールに励まされながら
いよいよ本番。
1ベルが鳴った後
かなりブルって居る自分に
いつも優しく話しかけてくれる
お隣の奥さんが...
『大丈夫よ、奏海ちゃん
ママが一緒に居るからねv』
...と言って下さいました。
その言葉がスゴく効いて
気持ちがスッと楽になりました。
『Meeresstille und Gluckliche Fahrt』 10分の合唱...。
自分はただただマエストロの指示を
忠実に表現しようと必死に.....。
幸い、歌詞はすっかり諳んじていたので
先生を殆ど凝視している状態でした。
最後の方で背後から
入り方を間違えた声が聴こえて来ましたが
ソレでも、今までの中では
1番マシな演奏だったと思います。
ギャラリーからは
『まだまだ勉強の余地ありだね』
と言う声があったそうです。
10分演奏後
すぐに15分の休憩。
ギャラリーからは笑い声
まぁ確かにそうでしょうね
10分歌ったとは言え
あっという間に過ぎてしまった時間です。
始まったばかりなのにもう休憩に入るなんて...
そんなカンジだったのでしょう。
でも、第九は70分強ですから...
休憩入りませんから
今のウチに休憩なさって下さい。
練習室に戻ってみると...
↑
みにーちゃんからお花とプレゼントが届きました。
(コレは自宅に帰ってから撮った写真です)
観に来てくれてる人が居る
聴きに来てくれている人が居る
ソレがとても励みに。
ギャラリー席の中心辺りに
みにーちゃんを始め
中学時代の友達
(わざわざ新潟から雪の中来て下さった子も...)
幼稚園時代からの幼なじみ
そして、両親が横1列に座って観ています。
『Symphonie Nr.9 op.125 Finale』 マエストロを見る自分の視野の中に
ノリノリに身体を揺らす父の姿がありました。
恥ずかしいけど、ちょっとイイ気分です(笑)
周りの皆さんも
流石に何度も歌っておられるせいか
こちらの曲は自信に満ちあふれ
とても素晴らしいモノでした。
オペラの時の様な
スタンディングオベーションはなかったけど
会場内の暖かい拍手に
心地よい達成感を覚え
思わず泣きそうに...(笑)
終わった後に何度も何度も
マエストロやソリストが、カーテンコールに現れます。
その度にオケの皆さんや自分たちにも
拍手を送ってくれるのです。
自分たちがココまで歌えたのは
皆さんのお蔭なので、こちらからも拍手を...。
そして、皆さんがはけ
オケの皆さんも席を立った後
コーラス隊が退場する際に
ギャラリー席の皆さんがまた大きな拍手を下さいました。
嬉しかった。
演奏会を終えた後は
ささやかな打ち上げ会です
ホールのホワイエを借りて
皆でセッティング
ソリストの皆さんを交えて
約2時間、食べたり飲んだり語ったり...。
その中で練習中に今まで1度も声を掛けなかった
ドリアンさんにお声をかけてみました。
ちょっとだけしかお話し出来なかったのですが
とても優しそうな方でした。
嬉しかったです。
締めにはソリストの皆さんが
『花』を歌って下さいました。
途中からは皆が入って大合唱
そして、クリスマスと言うコトで
『きよしこの夜』を
日本語歌詞→英語歌詞→ハミングの順番に
合唱指導をして下さった
バスのソリスト先生の指示で歌いました。
最後に3本締めで全ての演目が終了。
第九を歌うのは15年ぶりくらいの挑戦でしたが
とても楽しかったです。
来年はイタリア人の指揮の元
イタリア人のソリストを迎えて
新しい第九に挑戦するそうです。
......歌いたいかも(笑)
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