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とある用事で本の検索をかけていた時に
ふと見つけました。
因に、今月の新刊です。
内容は
100人に4人(要するに約25人に1人)いると言われている
良心の呵責を感じない『良心欠如』の症状を持った
『社会病質(ソシオパシー)』
『精神病質(サイコパシー)』について
書かれています。
特徴としては
一件魅力的でカリスマ性がある
嘘をついて人をあやつる
空涙を流して同情をひく
追いつめられると逆ギレをする
自分にしか感心がなく、退屈しやすい
刺激を求めて「支配ゲーム」にはしる
人に依存したがる
チームプレイがへた
近視眼的で世間知らず
愛していると言っても底が浅く
感情移入せずに絆を結ばない。
相手の価値は所有物としてのモノで
失うコトに腹を立てるけれど
哀しんだり責任を感じたりする感情はない。
不利になると相手を脅して遠ざけようとする。
『自分大好き』な
ナルシズムに共通する何かを感じるのですが
ナルシズムとは違うんですって。
サイコパスは良心がないけど
ナルシズムは相手の気持ちを感じ取って
適切に反応する力に欠けてるそうです。
見捨てられて困惑して孤独を感じても
どうすればソレを元に戻せるかが解らないのがナルシズムで
他人に感心がないから
自分が疎外されても見捨てられても嘆かないのがサイコパス。
...かなり興味深いです。
カウンセラー同士の会話にこんなモノがありました。
良心がないサイコパスは自分の思う通りに出来る
そのコトを前提に
『良心があったって負け組になるのに...』
と言っている友達に向かって
『じゃぁ、キミはもし選択出来るとしたら
良心を持つ方とサイコパスのどちらを選ぶ?』
と聞いたら、考え込んでから
『良心を持つ方を選ぶ』
『理由は解らないけど、自分が良心を選ぶことだけ解る。』
そう答えたそうです。
ソレは彼に良心があるからこそ
その選択が出来たんじゃないかな?って思います。
勝手な解釈なんですが...(笑)
先ず、この本を手に取ろうと思った一番の理由は
『空涙』『逆ギレ』『退屈しやすい』『依存』
このキーワードでした。
自分ももしかしたら良心を持たない人間かも知れない...
そう思ったからです。
でも、良く良く読んでみて
確かに当てはまるコトはあるけれど
ソコまでではないかな?と言う解釈をしたいな
と思いました。
自分の中に良心があると信じたいです。
都合のイイ考え方なのですが
こうやってちょっとしたコトに気付いて
自分が当てはまるかも?
...って心配出来る間は
良心が残っているのではないのかな?
って思います。
きっとホントに良心がない人は
そんなコトも気付かないでしょう。
ホントに面白い本に巡り会いました。
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