それが かのじょの かなしき さだめ
劇団四季の舞台
『ウィキッド』を観て参りました。
高校時代
オズの魔法使いのブロードウェイ版ミュージカル
『The WIZ』(ダイアナ・ロス、マイケル ・ジャクソン)
...を、舞台で演じてから
(私は勇気のないライオン役をやりました、ピッタリww)
大好きなオズの魔法使い。
ウィキッドは、その中に出て来る
良い魔女と悪い魔女が学生時代に同級生だった
...と言う設定のもと作られた作品で
6年前に観て
エルファバ役の濱口めぐみさんの歌唱力に引き込まれ
すっかりハマってしまいました。
実は今回の舞台に関しては
CMでのエルファバ役の歌唱力が心配で
観るまでヒヤヒヤだったんですが杞憂で終わりましたね
素晴らしい舞台でした。
特にフィエロ、オズの魔法使いは
今回の方が素晴らしい気がしました。
でも、やっぱりエルファバとグリンダは
濱口めぐみさんと沼尾みゆきさんが良かったですね
...2人共退団されてしまってるので、CDでガマンします(;;)
1幕の最後『自由を求めて』
そして、2幕はほぼ泣きっ放しでw
ハンカチを沢山持って行って良かったですww
東京公演のキャッチコピーである
『世界を敵にして、たった一人に愛されるか
たった一人を失って、世界に愛されるか』
コレはかなり心に来る言葉でした。
愛する人をどんどん失って行く上に
悪い魔女として仕立て上げられたけど
最終的には愛する人と旅立ったエルファバと
たった1人に愛されたいのにそれが叶わず
世界から期待され、愛されたグリンダ
自分の中ではエルファバ寄りだと思っていました。
たとえ世界を敵に回しても
愛する人に認められれば、生きて行ける。
ただ、ソレは難しいコトです。
本当に2人だけで生きて行ける訳がないし
そして愛する人が、愛してくれるとは限らない...
そこがグリンダに繋がって来るんです。
愛していても振り向くコトがなかったフィエロ
グリンダの切なさは計り知れません。
でもソレを押し殺して、世界の為に愛を与える
『良い魔女グリンダ』の道を彼女は選びました。
.....大好きな友達『エルファバ』の為にも。
彼女達の選択は難しい真理です。
改めてどちらかを選択しようとしても
もう選べないですね。
私にはソコまでの決意が出来る心がない。
お話は、お話のままで...そう思いました。
ただ、エルファバの英知・グリンダの笑顔
そして2人の優しさと愛は見習いたいですね(^^)
また機会があったら観たいなぁ...と思います。
[0回]
PR