素直に観られる映画でした。
感情を昂らせたり
落ち込ませたりするコトが一切なくて
『穏やか』『清らか』『安らか』
そんな言葉が似合う映画。
観終わった後に
暖かい気持ちになれる作品って
なかなかないですよね〜
楽しいのではなくって
暖かい.....。
コレって割と難しいと思います。
演じている人達の雰囲気も
とても作品とマッチしていました。
『ルート』こと吉岡秀隆さんは
深津絵里さんの息子役...。
子供の頃に、寺尾聰さん扮する
『博士』と会っていると言う設定で
全編通して彼の回想の様に語られているのですが
ソレに関しての違和感もなかったですし
所々にある
数学の教師になった『ルート』が
生徒達に数学の知識を説明するシーンには
自分までもが、生徒になった気分で勉強してました。
『オイラーの公式』は
全然理解不明なんですけどね?
『eπi+1=0』なんて言われても.....(笑)
数学的には理解出来ないけど
『eπi=-1』の公式から『eπi+1=0』の公式へと
移り変わった博士と
博士の愛した人(浅丘ルリ子)の心の移り変わりや
家政婦(深津絵里)と息子が
その『+1』と言う媒介になったコトは
人として理解したいなと思いました。
『どんな数字でも嫌がらずに
自分の中に匿ってやる
実に寛大な記号、ルート』
と言う博士の言葉は素敵だと思いました。
私もルートみたいな存在になりたいです。
音楽は『加古隆』さん
『image』シリーズでもお馴染みの方...。
今回の曲もとてもヒーリング的でした。
今度のlive imageでご披露して下さるかも!?
非常に楽しみです♪
金額的には¥1、800-でもイイかなぁ。
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