オープニングは
『チャーリーとチョコレート工場』を
彷彿とさせる様なアニメーション
でも、チョコレートじゃなくって
血 元々ミュージカルだから...
と言う観点から興味を持ったので
音楽・歌に期待して行ったのですが
.....まぁ、普通?
『スウィーニー・トッド
(ジョニー・デップ)』も
『ミセス・ラヴェット
(ヘレナ・ボナム=カーター)』も
それなりに歌えてるけど
歌ってる時と演技をしてる時のテンションが
ちょっと違うなぁ...と。
気持ちが繋がってないなぁ...と。
トッドの娘
『ジョアナ(ジェイン・ワイズナー)』は
余り歌が上手くありません
ビブラートが掛かりすぎて
こっちの喉が苦しくなる様な歌声
ジョアナに恋をした船乗り
『アンソニー(ジェイミー・C・バウアー)は
何だか微妙な顔...(笑)
何だか惜しい顔?
しかも一目惚れにも程があるだろ!!
ってツッコミを入れたくなりましたよ(笑)
愛の為に狂気に走るストーリーの割に
あまり愛の部分が描かれてなくて
最初から最後まで
狂気狂気血狂気狂気狂気...みたいな?
狂気の部分が濃ゆすぎた
...ってカンジでしょうか?
もうちょっと
スウィーニー・トッドの
『愛』と『哀しみ』みたいのがあれば良かったなぁ...。
あ、でも
哀しみを表現してしまうと
『シザーハンズ』の『エドワード』と
あまり変わらなくなってしまうかな!?
彼は愛するが故の哀しみを
背負ってましたからね
ミセス・ラヴェットの
スウィーニー・トッドへの感情は
ちょっと理解出来た気がします。
ココだけが解りやすく『愛情』を描いてたかな?
彼女は
振り向いて欲しいんですよ
一緒に居て欲しいんですよね
でも、彼は過去に捕われたまま...
復讐にベクトルを向けたまま...
だから彼の狂気に加担してしまった
だって、傍に居られるもの
ソレだけで嬉しいんですよ。
女の愚かさですよね
イヤ、ソレが可愛いんですけど(笑)
あ、あと
ミセス・ラヴェットに想いを寄せ始めた
『トビー』と言う少年のいじましさに
キュンとしました。
結末は
『あ、なるほどな』ってカンジでした。
この人とこの人がこう繋がってて
ココでこうなるのか...みたいな?
そしてこう言う最後なんだ...みたいな?
ラストシーンも残虐なんですが
何故か美しく感じましたね
全体的に色の無い作品だけど
ところどころで極彩色になるあたり
バートン監督のお約束...ですね(笑)
金額的には.....
1000円でも高すぎた感が...(汗)
多分ですが
ジョニー・デップが主演してなければ
この映画日本では盛り上がらなかったと思います。
彼ありきの作品ですね、えぇ。
そして総じて...血ぃ流し過ぎ(笑)
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